食育への想い



国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことができる活力ある社会の実現ため、2005 年に「食育基本法」が施行されました。生きる上での基本であり、知育、徳育および体育の基礎となる食育は、その知識と食を選ぶ力を身に付け、健全な食生活ができる人間を育てるための大切な考え方です。
現代社会においては世界の情報や文化が瞬時に手に入る一方、継承すべき日本の食文化が薄らいでいるともいえます。健康な人生100 年時代のテーマは、生涯で10 万回を超える食事をいかに大切にできるかが鍵となります。しかしながら栄養バランスの偏り、不規則な食事による肥満・生活習慣病などの増加や過度のやせ志向も社会問題化しており、さらには食料自給率の低下は、国の食料安全保障にもつながる重要な課題となってきました。NPO 法人日本食育協会は2004 年5 月に内閣府から認証を受け、活動を始めました。健康社会の基盤づくりには、国民一人ひとりが健康や食、運動、休養に関して知識を持って自らの習慣を良い方向に変えることが大切であり、そのための啓発活動を推進しています。全国各地で活躍する食育指導士は3 万人を超え、さらに上級食育指導士やスポーツ食育アドバイザーに認定された資格者がさまざまな形で活躍しており、また近年は保育士を目指す大学などの授業の一環にも食育指導士講習が取り入れられています。
健全な社会を構築するための力は、ボトムアップ型で進めることが必要だと考えています。即ち国民一人ひとりの一般消費者が意識を持って、少しずつ生活習慣を変えるという小さな積み重ねこそ、社会全体の価値観を変える原動力といえるでしょう。それをサポートする日本食育協会の果たす役割は大きいと考えております。
未来に向けた取り組み
健康経営企業へのサポート
健康経営は、経営的な視点から従業員の健康管理を考え実践することで、その健康投資により従業員の活力と生産性の向上、組織の活性化により業績のアップも期待されることから日本再興戦略に位置づけられた国民の健康寿命の延伸への取り組みです。
日本食育協会では、企業ごとの課題を踏まえ、従業員が生き生きと健康で充実して仕事に取り組むための土台作りと、食生活を中心とした課題解決をサポートするお手伝いをしております。
食育保育園
2006年に福島県郡山市で食育保育園が誕生し、日本食育協会もバックアップをしてまいりました。2020年には特許庁から「食育保育園」の商標も取得し、食育の理念に共鳴する保育園との連携を目指します。
元気な高齢者づくり
人生100年時代は健康が第一の課題です。暦の年齢でなく、何歳でも生き生きと活動できる方々、生涯現役で地域に参画できる人材の育成を目指します。
協会ロゴの意味

親と子供の食を
通じたコミュニケーション
NPO 法人日本食育協会のシンボルマークは、親と子どもの食を通じたコミュニケーションを表現したものです。
親子の口の部分が輪(和)になってつながっています。
赤、黄、緑のラインは、それぞれ身体に必要な食べ物をあらわしています。
- 赤い食べ物/身体をつくる、タンパク質を含む食べ物
- 黄色い食べ物/身体を動かすエネルギー源になる糖質や脂質を含む食べ物
- 緑の食べ物/身体の調子を整える、ビタミンやミネラル等を含む食べ物
親子のかわいい目は食育のキーワード「ま・ご・わ・や・さ・し・い」のま=豆をイメージしています。
ロゴマークを横にしてみると、アルファベットの「E」の形になります。
これは食育(Food Education)、食を通じての教育=Educationの頭文字「E」を内包させたデザインです。
ま・・・
まめ類(豆腐や納豆)
ご・・・
ごま 小さくてもビタミン、ミネラルがいっぱい
わ・・・
わかめなど海藻類。ミネラルや食物繊維がいっぱい
や・・・
やさい。地元でとれた旬のものをたべよう
さ・・・
さかな。とくにいわし、あじ、さんま、さばなどの青い背のさかなには、脳の働きを活発にするといわれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やIPA(イコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。
し・・・
シイタケ、などきのこ類。ビタミンや食物繊維が多い。しかも低カロリー。
い・・・
イモ類。ビタミンや食物繊維が多い。
